自社でリスティング広告を運用していると、さまざまな課題や悩みに直面するはずです。リスティング広告経由で売上アップを達成している事例などを目にしたとしても、専門的な知識が多すぎて、なかなか思うように成果を残せない。そんなとき、「運用を代行するとどうなるだろうか?」と考えることもあるでしょう。
今回は、リスティング広告の運用代行サービスを利用することで得られるメリットを考えてみましょう。
メリット1:業界情報を活用した運用で成果を伸ばせる
リスティング広告の運用代行サービスを利用する最大のメリットは、業界の情報を活用した運用で成果を伸ばせるところ。自社でリスティング広告を運用していると、自社商品や自社サービスに対する配信実績しか把握できません。広告メンテナンスの実施時や、施策そのもののPDCAサイクルを回す際も、自社で蓄積した数値を根拠に改善していくことになります。
一方、運用代行サービスでは多くのアカウントを手がけているため、同じ業界の情報はもちろんのこと、他業種の情報などを参考にした多角的な視点で運用することができます。 他社の事例を参考にした勝ちパターンや、競合と差別化するための他業種の事例の活用など、自社では知り得ることができない情報を取り入れた運用ができるのです。
メリット2:専門知識を持ったスタッフに運用を任せられる
技術進歩の早いWeb広告の世界では、どんどんと新たな技術が生まれてきます。また、技術的な側面だけでなく、提供されるサービスも新しいものがリリースされます。自社のスタッフだけでリスティング広告を運用していると、自社の課題解決につながる技術の導入に遅れが生じてしまうこともあるでしょう。
また、顧客獲得や売上アップを促進してくれる新たなWeb広告のサービスが提供されているにも関わらず、情報不足のため施策に組み込めなかったり、他社より実施が遅れてしまったりすることもあるでしょう。 運用代行サービスでは、日頃から最新の技術情報をチェックし、新たに提供されるサービスの情報を収集しています。そのため、リスティング広告の施策で勝負に打って出たいタイミングで、最適な技術・最適なサービスの提案を受けることができ、運用代行サービスの持つ最新のノウハウを活用した運用ができるのです。
メリット3:自社運用では見えない課題を発見できる
リスティング広告の運用改善には、さまざまな要素を検証する必要があります。入札しているキーワードは最適か? 訴求力の高い広告文が作成できているか? 顧客のターゲティングは最適か? コストの無駄が生じていないか? など、改善にあたっては実に多くの要因を分析しなければなりません。
また、リスティング広告の効果が想定を下回りKPIが達成できない場合、ひとつの要因だけが原因とは限りません。複数の要因が重なり合った結果、KPIが未達に終わってしまうケースが一般的です。
そういった場合、自社アカウント全体を見直し、KPI達成のボトルネックを洗い出し、各所で最適な調整を図る必要があります。が、自社のリスティング広告の知識だけで、それらをカバーすることは容易ではありません。 運用代行サービスでは、担当しているアカウントを俯瞰的に眺め、KPI達成のためにはどの部分の調整が直接的な効果につながるかを判断します。また、全体最適と部分最適を個別に捉え、KPI達成に向けて必要なメンテナンスを行います。
メリット4:専門的なレポーティングで課題発見ができる
リスティング広告の実施時には、定期的なレポーティングが欠かせません。自社でリスティング広告を運用している場合は、自社の担当者がレポーティングを行うことになります。
ただ、レポーティングの目的は、単に数値をまとめるだけではありません。配信実績の数値を見たうえで、課題点を発見し、次に生かすメンテナンスができなければレポートの価値がないと言っても過言ではありません。
配信実績の数値をチェックしたうえで、どういった気づきを得るのか。専門的なノウハウを持っていなければ、数値から読み取れる要素も少なくなってしまいます。また、広告を配信し蓄積された数値データも活用できなければ意味がありません。 運用型広告と呼ばれるリスティング広告は、PDCAサイクルを回し、中長期的な視点で成果を高められるのが魅力のひとつ。運用代行サービスに依頼し、質の高いレポーティングサービスを受けることで、的確に成果を向上させられるだけでなく、成果向上のスピードもアップします。
メリット5:自社スタッフのリソースを有効活用できる
リスティング広告の運用では、日々のメンテナンス業務が多く、担当するスタッフは人的リソースを割かれてしまいます。また、日々のメンテナンスだけでなく、週次や月次での分析なども必要となるため、さらに多くのリソースが必要となります。
自社運用の場合、ルーティーンワークに多くの時間が取られてしまうため、新たな技術を試してみたり、最新の情報を収集したりという時間を確保することができません。その結果、メンテナンスの精度も上がらず、最終的にはKPIの未達、という状況に陥ってしまいます。 運用代行サービスに依頼することで、日々のメンテナンスをはじめ、週次・月次の分析に割いていたリソースを解放することができます。その結果、リスティング広告を含む全体的なWeb施策の見直しや新たな広告キャンペーンの追加など、自社にとって重要なタスクに人的リソースを配分することができるのです。
外注することで得られるメリットを考えて依頼する
リスティング広告の運用代行サービスに依頼すると、代行手数料を支払う必要があります。自社の利益のことだけを考えると、どうしてもインハウスでの運用を考えてしまいがち。その結果、リスティング広告での成果に広がりが生まれなかったり、歩留まりが生じてしまったりするケースは実に多いものです。
自社で人的リソースを割いている時点で、社内スタッフのコストはかかっています。また、運用代行サービスに依頼していれば獲得できていた成果の損失を考えると、インハウスでの運用が会社全体としてプラスに影響していないとも捉えられます。 自社の利益だけに目を向けるのではなく、外注することで得られるメリットを考え、リスティング広告の成果を最大化することに注力しましょう。
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