SNSでも動画広告!「Facebook動画広告」ならではのディスプレイ広告基礎知識

ユーザー同士がオンラインでコミュニケーションを楽しめるSNS。そんなSNSの世界でも、やはり動画広告は効果的です。今回は、実名制で利用するSNS『Facebook』に出稿できる動画広告の基礎知識をお届けします。

拡散力を活かした『Facebook動画広告』とは?

Facebookは実名制で利用するのが特徴のSNS。そのため、よりリアルに近いコミュニティが形成できるのが特徴です。また、2017年9月における月間ユーザー数が2,800万人とされるなど、利用者の多いSNSのひとつです。

Facebookに動画広告を出稿することで、Facebookの強みである拡散力を活かしたプロモーションを展開することができます。また、認知度の向上やコンバージョン獲得など、さまざまな目的で活用できます。

さらに、Facebook広告では、目的に合った動画をターゲット層に向けて出稿できるメリットもあります。設定した広告目的が達成されるように、自動で動画広告の配置を考え、配信してくれるのが特徴です。

Facebook動画広告はどこに掲載されるの?

Facebook広告では次の3つの掲載面に動画広告を配信できます。

ニュースフィード

ニュースフィードとはFacebookの画面の中でもメインとなる場所。つながりのある友だちの近況や、登録しているFacebookページの投稿が表示されるスペースです。

ストーリーズ(スマートフォン版)

ストーリーズとは、投稿を表示させたい友だちやフォロワーなどを選び、24時間だけ公開できる機能。ニュースフィードよりもストーリーズに注目するユーザーもいるなど、注目を得やすいスペースです。スマートフォン版ではストーリーズへの動画広告配信が可能です。

画面の右カラム(パソコン版)

パソコン版では、画面の右カラムのスペースに動画広告を配信できます。

Facebook動画広告の課金の仕組みは?

Facebook広告の課金方式は、以下の6種類。実施するプロモーション内容に合わせて管理画面で選択した内容から、自動的に課金の種類が決まる仕組みです。

・クリック課金(CPC課金)
広告がクリックされたときに課金される方式です。

・インプレッション課金(CPM課金)
広告が1,000回表示されたときに課金される方式です。

・動画の10秒再生課金
動画が10秒以上再生されたときに課金される方式。または、10秒未満の動画の場合、動画全体時間の97%以上が再生されたときに課金されます。

・動画の2秒以上の継続的な再生課金
動画の時間が3秒以上の広告で使用できる課金方式で、動画が2秒以上再生されたときに課金されます。

・アプリインストール課金
Facebook広告経由でアプリがインストールされたときに課金される方式です。

・ページへの「いいね!」課金
Facebook広告経由でFacebookページに「いいね!」されたときに課金される方式です。

効果の高い『Facebook動画広告』5つのポイントとは?

効果的にSNSユーザーにアプローチできるFacebook広告ですが、広告配信の際は押さえておくべきポイントがあります。

15秒以上の長さの動画を準備する

Facebookで推奨されている動画広告の長さは15秒以内。その理由は、15秒以内の動画の場合、ユーザーが最後まで動画を視聴してくれる可能性がアップすると考えられているためです。

また、広告内容をユーザーに強く訴求するためには、最初の1.7秒が肝心とされています。冒頭の1.7秒でユーザーの印象に残る(商品やサービスに関する強い訴求メッセージ)動画を制作するのがポイントです。

その他にも、広告の上半分を動画にし、下半分のスペースには商品やサービス、自社のロゴなどを配置し、ひと目で広告の内容が伝わる作りにするのもポイントのひとつです。

音声がなくてもメッセージが伝わる動画を制作する

すべてのユーザーが音声をオンにしてSNSを利用しているわけではありません。オフィスでの閲覧時はもちろんのこと、電車などの公共スペースでの閲覧時は、音声をオフにしているユーザーが多くを占めます。それを考慮すると、音声に依存した動画の構成にしてしまうと、動画が視聴されないケースが増えてしまいます。

音声に頼らない動画の構成を意識する。また、キャプション(字幕)付きの動画構成にするなど、音声オフの環境でも広告のメッセージが伝わるよう配慮しましょう。

興味を引きつけるサムネイル画像を準備する

ユーザーが最初に動画広告で目にするのはサムネイル画像です。目に留まりやすく、強い興味・関心を引くサムネイル画像を設定しておくことで、動画広告の効果は高まります。

縦長の動画広告を準備する

Facebookの動画広告のうち、ニュースフィードに掲載される広告は縦横比4:5の縦長広告。ストーリーズでは縦横比9:16のフルスクリーンの縦長広告。スマートフォンで閲覧するユーザーが多数を占めることから、スマートフォンの画面に最適化された縦長動画を準備し、広告配信するのがポイントです。

動画が準備できない場合はスライドショーで広告配信する

動画の準備ができない場合や、動画にするのが難しい商品・サービスのプロモーションの場合は、複数の画像をスライドさせたスライドショー形式で広告配信するのもポイントのひとつです。動画広告同様、15秒以内の長さで、冒頭で訴求力の強いメッセージを打ち出したスライドショーを制作することで、広告効果のアップが期待できます。

SNSの強みを活かした動画広告をサポートするディスプレイ広告運用代理店アートワークス

SNSではリアルの世界でのつながりや、趣味・趣向が似た類似ユーザーが集まりコミュニティを形成しています。そのため、リスティング広告では望めない広告効果が期待できます。また、高い訴求力を誇る動画広告を配信することで、ターゲットの心を掴む広告プロモーションも展開できます。

Facebook広告の特徴については、『SNS広告で押さえておきたいFACEBOOK広告のメリット・デメリットとは?』の記事も併せてご覧ください。

アートワークスのディスプレイ広告運用代行サービスでは、元Yahoo社員による広告ノウハウと、SNSのプラットフォームを熟知した豊富な経験を生かし、お客さまの動画広告のプロモーションをお手伝いいたします。

また、SNSのプロモーションでは、目的に合ったターゲティングの設定はもちろんのこと、動画広告を配信する場合は、動画の制作も必要になります。自社のリソースだけでは対応できないケースも多いと思います。そんなときは、広告のプランニングから動画制作まで一貫してご協力できるアートワークスにお任せください。

「SNS広告について知識がなくて困っている」「どういった動画を制作すればいいか分からない」「リスティング広告以外の広告も配信してみたい」といった悩みや課題を抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。