注目が集まる動画広告!動画を活用したディスプレイ広告「YouTube動画広告」の基礎知識

数ある広告の中でも、その勢いに注目が集まる動画広告。動画の視聴者数が増えれば、それだけアプローチできるユーザーの数も増えます。さまざまなプラットフォームが動画広告のサービスを提供していますが、その中でも注目したいのは、やはりYouTubeです。

今回は、動画を活用したディスプレイ広告『YouTube動画広告』について見てみましょう。

動画を活用したディスプレイ広告『YouTube動画広告』とは?

インターネット人口のおよそ3分の1のユーザーが利用しているといわれるYouTube。有名なYouTuberたちが多くの広告収益を得ながら活躍しているとおり、動画広告でのアプローチには欠かせないプラットフォームです。

日本の20~34歳のインターネットユーザーのうち、男性は40%、女性は30%を超える人が1日に1時間以上YouTubeを利用しているとされ、日本のスマートフォンユーザーでYouTubeを利用する人は、毎月4,500万人にものぼると言われています。

YouTube動画広告は、YouTube動画の視聴前後や視聴中に表示させられる動画の広告です。これだけのユーザーを抱える動画プラットフォームに広告配信できるため、かなりの広告効果が見込めます。

YouTube動画広告の課金の仕組みは?

YouTube動画広告では、「ユーザーが広告動画を30秒間視聴した場合や、30秒未満の広告動画なら最後まで視聴した場合」に課金が発生するタイプや、「ユーザーが広告をクリックしたとき」に課金が発生するタイプなどがあります。

広告の種類

では次に、YouTube動画広告の種類について見てみましょう。

TrueViewインストリーム広告

YouTube動画の再生前後や視聴の途中に再生される広告。動画が再生され5秒が経過した後に、ユーザーが広告をスキップできるのが特徴です。

ユーザーが広告動画を30秒間視聴するか、30秒未満の広告動画なら最後まで視聴した場合に課金が発生します。また、30秒が経過する前に広告クリックなどのアクションが起きた場合にも課金が発生します。

また、スキップ不可のインストリーム広告もあります。15秒以下の動画広告で、スキップができないのが特徴。最後まで動画を表示してもらい、広告メッセージのすべてを伝えるときに効果的です。
スキップ不可のインストリーム広告は、目標インプレッション単価制に基づき、広告が表示されるたびに課金される仕組みです。

バンパー広告

バンパー広告もインストリーム広告と同様、YouTube動画の再生前後や視聴の途中に再生される広告です。ただし、「広告動画は6秒以下の短い動画」「動画のスキップは不可」といった特徴があります。

バンパー広告もスキップ不可のインストリーム広告同様、目標インプレッション単価制に基づき、広告が表示されるたびに課金される仕組みです。

TrueView ディスカバリー広告

ディスカバリー広告はインストリーム広告やバンパー広告とは異なり、パソコン版のYouTubeでは関連動画の横や検索結果の一部に、モバイル版YouTubeではトップページなどに表示されます

動画視聴時に再生される広告とは異なり、ディスカバリー広告は動画のサムネイル画像とテキストで構成されているため、ユーザーが動画を探している場面で広告が表示されるのが特徴です。
ユーザーが動画広告のサムネイルもしくは見出しをクリックし、動画の再生が開始された際に課金が発生します。

これらの他にも、モバイルで動画広告のリーチ拡大を狙うときに効果的な「アウトストリーム広告」があります。Google動画パートナー上のWebサイトやアプリにのみ表示されるのが特徴。音声なしで再生が開始され、ユーザーがタップするとミュートが解除される仕組みが採用されています。

他にも、YouTubeのトップページ上部に表示される「YouTubeマストヘッド広告」もあります。YouTubeの画面内において、かなり目立つスペースに広告出稿できます。ただし、前述の広告とは異なり、Googleの営業担当者に連絡して予約購入するなどの必要があります。

効果的なYouTube動画広告配信のポイント

YouTube動画広告には、上記のように複数の広告タイプがありますが、それぞれ広告効果は異なります。

インストリーム広告とバンパー広告は、ユーザーに繰り返し表示されるため、商品やサービスの認知を広める目的に最適です。そのため、ブランディング施策と親和性の高い広告といえるでしょう。ただし、その反面、広告動画が繰り返し表示されることに嫌悪感を持たれるケースもあるため、商品やサービスの購買の獲得につながらない場合もあります。

一方、TrueViewディスカバリー広告は、ユーザーが直接広告をクリックする広告のため、商品やサービスそのものに興味を持った状態で広告再生される動画広告。購入に結びつきやすい広告のため、販売促進の効果が期待できます

また、アウトストリーム広告では、YouTube以外のパートナーWebサイトやモバイルアプリで広告動画を表示することができるため、多くのユーザーにアプローチしたりブランド認知度を向上させたりする施策と親和性が高いでしょう。

広告動画制作の際は「最初の5秒」に気をつける

YouTube動画の広告効果を最大化するためには、できるだけスキップさせない動画制作を心がけなければなりません。ユーザーのスキップを回避するポイント、それが最初の5秒の壁です。

スキップできるインストリーム広告では、5秒を経過した後にスキップが可能となります。また、スキップできないバンパー広告でも、再生時間は6秒以下。そのため、最初の5秒でユーザーに訴求できる広告動画制作が求められるわけです。

せっかくYouTubeの利用者にアプローチできるYouTube動画広告でも、広告に興味を持ってもらえなければ、ブランディング目的にも販売促進目的にも効果を発揮しません。最初の5秒でユーザーの心を掴めるような、魅力的な広告動画制作を意識しましょう。

目的に合った動画広告プランをご提案するディスプレイ広告運用代理店アートワークス

動画メディアに注目が集まる昨今、同時に動画広告に取り組む企業も増えています。ただし、YouTubeをはじめ、動画広告にはさまざまな種類があるだけでなく、広告配信の目的によっても最適な広告タイプが異なります。また、動画制作には決して安くないコストがかかるからこそ、成果につながる広告プランを組みたいところです。

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