リスティング広告で効率的に成果を上げるためには専門的な知識が必要なため、自社のリソースでは対応できないケースもあるでしょう。そんなときは、リスティング広告の運用代行会社や代理店に依頼するのも選択肢のひとつです。
ただ、運用会社や代理店もたくさんあるため、どこに依頼すればいいかわからない。そんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。今回は、リスティング広告の運用代行会社や代理店に広告運用を依頼する際に押さえておきたいチェックポイントについて考えてみましょう。
最低出稿予算額をチェック
リスティング広告の運用会社や代理店には、広告の月額最低予算額が設定されているところがあります。5万円程度の少額予算からでも対応可能なところもあれば、高額予算の大口案件しか請け負わないところもあります。
また、出稿額が最低予算額に満たなくても、設定された出稿代理手数料を支払うことで運用代行を請け負ってくれるところもあります。
とりあえずリスティング広告をはじめてみたい企業の場合、いきなり大きな予算を確保するのは難しいもの。そういったケースでは、依頼できる運用会社・代理店も限られてしまいます。
一般的には運用会社・代理店のWebサイトに最低予算額が明記されていますので、検討中の予算で依頼できるかどうかチェックしましょう。
運用体制をチェック
リスティング広告の運用は、一般的に「分業型」と「専任型」の2パターンにわけられます。
分業型はリスティング広告の運用に伴う複数の業務を分業する運用体制。クライアントとともにKPIを設定するなどコミュニケーションやプランニングを担う担当や、各種レポートを作成する業務担当。管理画面を操作し各種メンテナンスを行う業務担当など、複数のスタッフがそれぞれの役割を担い運用を代行するパターンです。
一方、専任型はそれら複数ある役割をひとりのスタッフが担当する運用体制です。
短い期間でPDCAサイクルを回しながら広告のメンテナンスを行いたい場合は、分業型を採用している運用会社・代理店に依頼するのが効果的。また、中長期に渡りじっくりと広告の成果を向上させたい場合は、専任型の担当者とコミュニケーションを重ねながら運用を継続するのが望ましいでしょう。
依頼する前にどういった運用体制を採用している運用会社・代理店か確認するのがポイントです。
ひとりの担当者が抱える広告主数をチェック
リスティング広告の運用にはさまざまな業務が存在するため、ひとりの担当者が抱える広告主数には限りがあります。多くの広告主の運用をサポートしている担当者の場合、それぞれの広告主に対し充分なサポートを提供できないケースもあります。
これは専任型の運用体制に限ったことではありません。たとえ分業型を採用している運用会社・代理店でも、多くの広告メンテナンス業務やレポート作成業務を請け負っていると、高いパフォーマンスが望めないケースが多いものです。
自社の運用に充分な時間やリソースを割いてもらえるかどうか、ひとりの担当者が抱える広告主数は事前に確認することをおすすめします。
業界知識の有無をチェック
リスティング広告に関する深い知識や知見を持っている運用会社・代理店だとしても、広告主が身を置く業界についての知識が足りていなければ、発揮できるパフォーマンスも低下してしまいます。
例えば、比較・検討の時間が長い不動産販売に向けたリスティング広告と、ショッピングサイトに訪れたユーザーにその場で販売を促進するECサイトのリスティング広告では、運用ノウハウも異なります。
また、業界によって最適なターゲットもさまざま。リーチできるキーワードの種類や訴求できる広告文は異なります。業界知識があるからこそ、効果を得られるアカウント設計ができるのです。
運用会社・代理店を選定する際は、リスティング広告の知識や技術力の高さだけでなく、業界についての知識をどれほど保有しているかについても確認しましょう。
レポーティングや訪問の有無をチェック
リスティング広告の運用に欠かせない各種レポート。配信実績をまとめた資料だけでなく、改善ポイントや担当者の気づきを得られるなど、運用代行の成果物のひとつとも言えます。
運用会社・代理店によってレポートの内容は異なります。また、出稿予算によってもレポートの内容が異なるなど、各社それぞれがレポート作成の基準を設けているのが一般的です。自社が検討している出稿予算で希望に沿ったレポート作成を依頼できるか事前に確認しましょう。
また、リスティング広告の知識を持たない企業にとっては、運用担当者に訪問してもらい、直接レポートの説明を受けたいというケースもあるでしょう。訪問の有無や頻度も各社によって提供するサービスが異なるため、併せて確認することをおすすめします。
契約期間をチェック
リスティング広告に取り組む期間の長さは、戦略やKPIによって異なります。単一のキャンペーン用に広告出稿したいケースと、中長期に渡り見込み客を育成、その後に成果に結びつけるといったケースでは、適した出稿期間も異なります。そこで重要なのが契約期間です。
1~6ヶ月単位で契約期間を設けている運用会社・代理店をはじめ、1年という長期間の単位で設定しているところもあります。長い契約期間を設けている運用会社・代理店に依頼した場合、成果が伸び悩みリスティング広告の施策を打ち切りたいときでも、出稿を継続しなければならないことも。
広告の出稿額によって契約期間が変動するケースもありますので、施策と予算を考慮しながら、最適な契約期間が設けられた運用会社・代理店に依頼するようにしましょう。
アカウントの引き継ぎ意図をチェック
運用代行の依頼は、新規アカウントの運用を依頼するだけに留まりません。自社運用していたアカウントを運用会社・代理店に引き継ぐケースや、別の会社で運用していたアカウントを引き継ぐケースもあります。
アカウントの引き継ぎの際には、設計されたアカウントをそのまま引き継ぐパターンと、新たにアカウントを設計して再スタートするパターンがあります。
引き継ぎ時点での成果や設計内容によっていずれが最適かは異なるものの、特に意図を持たずに引き継ぐのは成果の悪化につながりかねません。
どのような意図を持ってアカウントの引き継ぎを行うのか、依頼する前に確認しましょう。
元Yahoo社員である強み。リスティング広告運用会社アートワークスのサービス
アートワークスは、元Yahoo社員で長年リスティング広告の担当をしていたスタッフが中心となり広告主をサポートするリスティング広告の運用会社です。
大中小と規模を問わず多くのアカウント運用経験を持つスタッフや専門的なナレッジを保有したスタッフなど、広告主のご要望に応じて最適な運用体制を構築しサポートをご提供。Webを通じたコミュニケーションツールを活用し、ストレスを感じさせないレスポンスで日々ご対応いたします。
リスティング広告の運用会社・代理店の選定では押さえておくべきチェックポイントがあるものの、アートワークスではご要望に応じて柔軟にご対応させていただきます。はじめてリスティング広告出稿される方も、CPA改善にお悩みの方も、お気軽にご連絡ください。
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