リスティング広告を代理店に任せる際に陥りがちな3つの注意点とは?

リスティング広告の運用を代理店に任せると、「どのように運用されているのか?」「効率的に成果を得られるのか」と、いろいろ気になってしまうこともあるでしょう。

代理店の運用に切り替えたときは、自社運用時よりも成果がアップするのか心配になってしまう。また、初めて代理店に依頼するときは、まだ自社のリテラシーが高まっていないため、何もかもが気になってしまう。しかし、運用面で代理店への干渉を強めてしまうことは、デメリットにつながってしまうケースもあります。

今回は、リスティング広告の運用を代理店に任せた際に陥りがちな3つの注意点をご紹介します。

リスティング広告運用開始後、即効果を求めてしまう

リスティング広告を代理店に任せるときによくあるケースが、広告運用開始後、すぐに成果を求めてしまうパターン。Web広告の効果を期待するあまり、すぐに売上がアップしたり問い合わせ件数が増加したりと、過剰な期待を持ってしまうパターンですね。

リスティング広告は「育てていく広告」とも言われています。運用型広告と呼ばれているのも理由のひとつです。要するに、運用を継続していくなかで、課題の発見やボトルネックの特定を行い、それらを改善していく。常にアカウントの設計をブラッシュアップしていくことで、成果を高めていくのがリスティング広告のセオリーです。

特に新規でリスティング広告の運用をはじめる際は、過去の実績がゼロの状態。運用を開始した時点から効果検証をスタートし、ブラッシュアップを進めて行くため、期待通りの成果が出るまでに時間がかかってしまうケースもあります。

そういった点から、運用開始後すぐに成果を求め、期待通りの結果を得られないからと、代理店のスキルを疑ったり、運用方針を責めたりするのは得策とは言えません。

運用後はどういったスタンスで取り組むべきか?

リスティング広告の代理店は常にPDCAサイクルを意識し、改善や検証を行います。そのため、現況の追求に固執することなく、定期レポーティングの際に「前月からどういった部分を改善したのか?」「改善の結果、どういった効果を期待するのか?」などを確認し、成果向上に向けたブラッシュアップが行われているかチェックしましょう。

成果が悪いキーワードや広告文をすぐに停止させてしまう

定期的なレポーティングの際に、成果が悪いキーワードや広告文が目につくこともあるでしょう。コンバージョンにつながっていないからと、すぐに停止の指示を出したくなるものです。しかし、これも得策とは言えません。

代理店の運用では、既存の設定を理由もなく停止することはありません。仮に成果が悪いキーワードや広告文だとしても、その全てを停止してしまうと、「データの収集ができない」「トライ&エラーを繰り返すことができない」などのデメリットにつながってしまいます。

また、たとえその時点で成果が悪いキーワードや広告文だったとしても、市場の状況が変化することで、急激に反応が取れるようになるケースもあります。代理店はこういったケースも見越した上で、アカウント設計・設定を管理し運用していますので、デメリットにつながる指示は控えたほうが後のメリットにつながります。

運用後はどういったスタンスで取り組むべきか?

レポートのチェック時に成果の悪いキーワードや広告文が目についた際は、どのように対処するのか代理店に確認しましょう。

入札単価を下げながら継続的に出稿するケースもありますし、ターゲットそのものを見直すケースもあるでしょう。「成果が悪い」という状態にはさまざまな要因が関係していますので、専門的な知識がなければそれを特定することは難しいもの。成果をどのように改善していくのか、運用方針の確認に留めるようにしましょう。

代理店に任せっぱなしになってしまう

上記の2つのポイントでは、代理店側に指示を出しすぎるあまり、それがデメリットにつながるケースを紹介しました。だからといって、完全に代理店に任せっぱなしになってしまうのもよくありません。

リスティング広告の代理店は、Web広告の幅広い知識を持っています。また、多くのクライアントの広告運用を担当することによって、さまざまな業界知識も保有しています。しかし、それらの知識だけでは競合他社より優れた広告効果を導くことは難しいものです。

競合他社よりも多くの成果を獲得するためには、自社商品・サービスの強みを正しく打ち出したり、市場や業界の情報を先取りしたりすることは必要不可欠です。代理店としても、そういった情報があるからこそ、競合他社に打ち勝つアカウント設計を実現することができるのです。

運用後はどういったスタンスで取り組むべきか?

レポーティングの際に細かい数字のチェックに終始したくなる気持ちも理解できます。しかし、代理店側がより成果を高める運用ができるよう、有益な情報や手がかりを提供するほうがはるかに重要です。

業界において新たなトレンドの波がくる」「別のターゲットにニーズが移行している」「特定のエリアでニーズが高まっている」など、業界に身を置いているからこそ知り得る情報は、代理店側の運用パフォーマンスを向上させます。それらの情報をもとに、より成果を高められる設計・設定へと導いてくれることでしょう。

アートワークスのリスティング広告運用

アートワークスのリスティング広告運用では、クライアントが運用中に抱える疑問や不安を解消できるよう、コミュニケーションを重視した運用を行っています。多くのクライアントの担当実績があるからこそ、クライアントの要望やKPIによって、どういった場面でコミュニケーションを重ねるべきか把握しているからです。

リスティング広告の代理店に運用を任せていたとしても、「成果が上がらない」「利益につながらない」「提案がいつも予算増額」「戦略的な提案がない」「担当者がすぐに変わる」などの不満を抱えているクライアントは多いものです。だからこそ、代理店と良好な関係を築くことが、KPI達成への近道と言っても過言ではありません。

アートワークスの強みは、お客様との距離の近さと課題発見能力です。お客様の持つ課題を把握し、成果を最大化するお手伝いをいたします。詳しいサービス内容は、アートワークスのコーポレートサイト『リスティング広告運用代行サービス』よりご覧ください。はじめてリスティング広告を出稿される方も、CPA改善にお悩みの方も、ぜひ気軽にご連絡ください。