自社にリスティング広告のナレッジがなく社内リソースもない場合は、広告の運用を代行しなければなりません。運用会社を選ぶ際には押さえておくべきいくつかのポイントがあるため、それらの条件にマッチした会社を選定するのが一般的です。ただ、比較検討している複数の運用会社が条件にマッチしていたとしたら?
今回は、単にリスティング広告の運用会社を選ぶだけでなく、中長期的にメリットを得られる運用会社の選び方について考えてみましょう。
リスティング運用会社のメリットとは「付加価値」
リスティング広告は一般的に、YahooとGoogleが提供しているサービスを利用して広告運用を行います。それはどのリスティング広告の運用会社を選んだとしても同じこと。では、どういったポイントを重視して運用会社を選べばいいのでしょうか。答えは、提供される付加価値に注目して選ぶということです。
実際に運用してみないと判断できない運用スキル
リスティング広告はPDCAサイクルと親和性が高いとされていることから、運用においてはある程度トライ&エラーを覚悟しなければなりません。運用前から完全な勝ちパターンを導き出すことが難しいだけでなく、運用会社から完璧な提案を受けることも難しいものです。
商品やサービスを選ぶ場合、価格や品質など購入前の検討材料がありますが、リスティング広告の場合は運用してみないと結果は出ません。結果が出なければ改善もできない。要するに、運用前に代行サービスのスキルや品質をチェックするのはなかなか難しいものなのです。だからこそ、付加価値に注目することで、運用会社が提供しているサービスの品質を判断することができるのです。
では、リスティング広告の運用会社が提供する付加価値とはどういったものでしょうか?
運用担当者のコミュニケーションスキルが高い
営業担当者のコミュニケーションスキルが高いのは当然です。そのため、運用会社の選定中に会話を交える営業担当者とのコミュニケーションはスムーズに運ぶことでしょう。しかし、実際の運用がスタートすると、営業担当者以上に運用担当者とのコミュニケーションが重要になります。
アカウントを設計し運用するまでの間は、営業担当者もアカウントの状況を把握しているのが一般的ですが、いざ運用がスタートすると、その後の日々の変動などを把握していない営業担当者もいます。そこは運用担当者に任せるといった分業型のサービスを提供している運用会社が多いためです。
運用代行を依頼する側は日々の売上状況などから、リスティング広告のメンテナンスを希望したくなるケースもあるでしょう。もし運用担当者のコミュニケーションスキルが低いと、スムーズに希望を伝えることが難しいだけでなく、要望を理解し最適なメンテナンスを実施してもらえないケースもあるはずです。
そういったことが運用後に起きないよう、運用会社の選定中から運用担当者との打ち合わせを希望するなど、どの程度のコミュニケーションスキルを持っているか確かめる機会を設けるようにしましょう。
ランディングページのノウハウを持っている
リスティング広告はあくまでもWebサイトやランディングページへと誘導するための流入窓口。どれだけ優れた広告を配信したとしても、受け皿となるページそのものにコンバージョンへのボトルネックが存在していては、KPIの達成も難しくなってしまいます。
どれだけPDCAサイクルと親和性が高いリスティング広告だとしても、ページ側に問題があれば改善効果の最大化はできません。そこで注目するべき運用会社の付加価値は、ランディングページのノウハウを持っているかどうかです。
リスティング広告施策で効率的にPDCAサイクルを回すためには、ターゲットの流入窓口となる広告部分と、コンバージョンへとつながるランディングページなどのクリエイティブ部分とは切り離さずに考えること。お互いが影響し合っているからこそ、それぞれに対し的確な課題を発見し、改善することで成果が伸びていきます。
そこで欠かせないのが、ランディングページのノウハウです。ページ構成やページのストーリー性、デザイン性、ユーザビリティ、エントリーフォームの使い勝手など、コンバージョンを決定する要因はたくさんあるため、施策の最適化を行う際は、それらにも注目しなければなりません。
リスティング広告のノウハウだけでなくランディングページのノウハウも保有している運用会社なら、KPI達成への確度が高まるだけでなく、PDCAサイクルのスピード感もアップします。
ランディングページの制作や改修の依頼ができる運用会社かどうかもチェック
付加価値はランディングページのノウハウを持っているかどうかだけに留まりません。KPI達成のためにページの改善が必要だと判断された際、ランディングページの制作やページ改修の依頼ができる運用会社なら、スピーディーな改善が実現できますし、的確な改修・改善を行ってくれます。
運用会社の自社リソースとしてクリエイティブ部門がない場合でも、柔軟な対応が可能な制作会社とパートナー関係を持っている運用会社なら、質の高いサービスが受けられることでしょう。
自社のWebサイトで情報を発信している
前述の通り、リスティング広告は運用してみないと結果が出ないため、事前に運用会社のスキルを判断するのは難しいもの。打ち合わせの内容やプレゼン資料だけでは、運用会社の具体的なスキルまで伝わってきません。そんなときは、運用会社が自社のWebサイトで情報を発信しているかどうかチェックしてみましょう。
リスティング広告の業界では新たな技術やサービス提供がスタートしたり、運用のトレンドも変動したりします。最新情報やナレッジの蓄積を続けていない運用会社では、高いパフォーマンスを発揮することは難しいことでしょう。
一方、自社の運用スキルを常にアップデートしている運用会社は、そのノウハウを自社サイトのメディアを通じて発信しているケースがあります。継続的に情報を発信するためには運用会社としてのスキルアップも必要。また、運用代行を依頼する側にとっては、運用後に出てきた疑問点などもメディアから発信される情報を通じて解決できたり、それらを通じて学びにつながったりするメリットもあります。
事前にはなかなか判断がつかない運用会社のスキルも、メディアで公開されている情報を通じて事前に判断することが可能。そして、日々アップデートされるメディア発信の情報こそが、リスティング広告の運用会社が提供する付加価値ともいえるのです。
常に付加価値を提供するアートワークスのリスティング広告の運用代行サービス
アートワークスは、元Yahoo社員で長年リスティング広告の担当をしていたスタッフが中心となり広告主をサポートするリスティング広告の運用会社です。
リスティング広告の運用スキルだけでなく、クライアントに提供できる付加価値を常に意識しています。はじめてリスティング広告出稿される方も、CPA改善にお悩みの方も、お気軽にご連絡ください。 また、リスティング広告の運用会社・代理店選びの基本的なポイントについても解説していますので、詳しくは『リスティング広告運用会社・代理店を選ぶ際に押さえておきたいチェックポイントとは?』も併せてご覧ください。
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