SNS広告で押さえておきたいFacebook広告のメリット・デメリットとは?

Web広告を利用して顧客を獲得したり商品を販売したりする上で、活用したいのがSNS広告です。Webプロモーションを展開する際に、人気を集めるソーシャルメディア利用者へのアプローチは必要不可欠。なぜなら、検索連動型広告がターゲットとする顕在層へのアプローチだけでは、ターゲットへの接触ポイントが充分でないからです。

今回は、SNS広告の中でもターゲティングに強みを持つFacebook広告のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

そもそもFacebookとはどんなメディアなのか?

Facebookとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)と呼ばれるインターネット上のコミュニティサイト。2019年10月時点で、国内月間アクティブユーザー数が2,600万人という、とても規模の大きなメディアです。

ユーザー層は20代・30代が多いとされていますが、他のソーシャルメディアに比べるとフォーマルなコミュニケーションが多いFacebookでは、より高い年齢のユーザーも多く利用しているのが特徴です。

Facebookでは原則として「実名制」を義務づけていることもあり、よりリアルに近いコミュニティが楽しめるメディアという点が大きな特徴です。Web広告の観点から見ると、「リアルに近いコミュニティ」というFacebookの特徴は、広告戦略に欠かせないターゲティングの強みへとつながります。その結果、Facebook広告をWeb広告の戦略に組み込むケースが増えているのです。

Facebook広告のメリットとは?

近頃ではFacebook広告を活用する企業が増えています。では、なぜFacebook広告が人気を集めているのでしょうか。そのメリットについて見てみましょう。

リアルなコミュニティだからこそ実現できるターゲティング

Facebookでは原則として「実名制」を義務づけていることから、Facebook広告では「人」にフォーカスした広告配信ができるのが最大の強みです。本名や出身校、誕生日などのパーソナルな情報が多く登録されているFacebookだからこそ、ターゲティング精度の高い広告配信が可能。また、趣味や関心、”いいね”などのアクティビティのデータもターゲティングに活用されるため、その精度は他のメディアの1.5倍とも言われています。

さらに、FacebookのユーザーIDをもとにターゲティングが行われるため、PCとモバイルなど、デバイスをまたいだアクセスでも人をベースとした計測が可能。ユーザーの行動をより正確に捉えることができるのです。

アクティブ率の高いメディアに広告が出稿できる

アクティブ率の高いユーザーに対し広告が配信できるのも、Facebook広告のメリットのひとつです。
インターネットメディアの特徴を知るうえで押さえておきたい指標が「アクティブユーザー数」。設定したある期間にWebサイトを訪れた人数を意味するアクティブユーザー数は、ユーザーが本当にそのメディアを積極的に利用しているかどうかを知るうえで重要な指標となります。

月間アクティブユーザー数が多いFacebookの特筆すべき点は、日間アクティブユーザー数の多さです。2017年11月時点で、1,960万人とされるFacebookの日間アクティブユーザー数。それだけのユーザーが日々、Facebookにアクセスしているということを意味します。全国民の7分の1が配信する広告を目にするメディアと言っても過言ではありません。

男女比・ビジネス面など強みが多い

Facebook広告の強みは、メディアの特徴にもあります。たとえば、男女比がすべての年齢層でほぼ 1:1 であると言われているため、男女比の偏りがない広告戦略を組むことができます。

また、近頃人気を集めているオンラインサロンも、Facebookのコミュニティ機能を利用して運用されるなど、ビジネスパーソンの利用が多いのも特徴のひとつ。25~34才、35~44才のビジネスパーソンに対し、広告アプローチできるのも強みといえるでしょう。

広告フォーマットが多い

Facebook広告のメリットは、配信する広告(クリエイティブ)のフォーマットの多さにもあります。基本的にテキストを中心に広告訴求する検索連動型広告に対し、Facebook広告では動画広告はもちろんのこと、写真とテキストと音声を組み合わせた広告フォーマットや、出稿出稿主のWebサイトやアプリなどにアクセスした商品の情報に基づき、Facebook側で関連性の高い商品を選び広告を作成してくれるサービスなども利用できます。

広告の活用用途も多彩

Facebook広告では広告フォーマットが多いことに加え、それぞれのフォーマットが強みとするさまざまな用途に広告を活用できます。

動画広告を利用したブランディング戦略や、外部サイトへと送客するリンク広告。他にも、ターゲットへの興味喚起や商品の販売に効果を発揮するカルーセル広告。店舗への誘導を狙った近隣エリア広告など、その用途は実に多彩です。

広告戦略の際に打ち立てたKPIに応じ、最適な広告フォーマットを選択することで、具体的な効果に結びつきやすい。Facebook広告が多く利用される理由のひとつです。

Facebook広告の活用用途について詳しくは『SNS広告を活用するなら知っておくべきFacebook広告のさまざまな特徴とは?』もご参照ください。

押さえておきたいFacebook広告のデメリット

メリットの多いFacebook広告ですが、いくつかデメリットもあります。今回は次の2点に絞ってFacebook広告のデメリットをお伝えします。

Facebookに登録していないユーザーにはアプローチできない

Facebook広告はあくまでも登録型のコミュニティメディア。ユーザーはFacebookに登録し、アカウントを保有していないと利用することができません。そのため、メディア内で効果の高い広告出稿ができるFacebookですが、未登録ユーザーにはアプローチできません

分析・効果検証には専門知識が必要

Facebook広告は、ユーザーの属性から細かなターゲティング設定が可能です。その反面、どのように分析・効果検証すれば数値改善できるのか把握するのが難しいのがデメリット。Facebook広告運用代理店に依頼するなどし、コストパフォーマンスの高い広告運用を実現するのがポイントです。

Facebook広告の可能性を最大限に活用するFacebook広告運用代理店アートワークス

ソーシャルメディアを活用した広告戦略を進める上でメリットの多いFacebook広告。しかし、売上拡大や顧客獲得に効果を発揮する戦略を立てるためには、専門的な知識は必要不可欠です。また、広告の管理を行ったり広告のメンテナンスを行うFacebook広告の管理画面を使いこなすのも、なかなか難しいものです。

アートワークスのFacebook広告運用代行サービスでは、元Yahoo社員による広告ノウハウをベースに、ソーシャルメディアを活用したWeb広告をプランニングいたします。大手メディアの特徴を知り尽くした担当者だからこそ、ご要望に応じた広告戦略やターゲティング設計が実現できます。

「どうすればFacebook広告が出稿できるのか分からない」「Facebook広告を出稿して広告戦略の幅を広げたい」「SNS広告がうまく活用できない」といった悩みを抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。